カジキ
1. カジキは簡単に釣れる魚です。
カジキも回游魚で日本へは2月頃から黒潮にのってやってきます。2月と言えばまだ寒い季節ですが、カツオやマグロ類と一緒に先発隊がちらほらやってきて釣れ始めます。
このころは漁師さんがトンボやカツオ狙いで漁をしていて、捨てバリの気持ちでカジキの仕掛もセンターに一つ入れているのに食ってくるのです。
この冬と春先に釣れるカジキはマカジキが多いのですがこのシーズンに釣れるカジキは美味しいのです。寿司屋さんが握り鮨にするくらい美味しいので浜値も大変いい値段がするのですが、夏に釣れるカジキはまずくて人間様はあまり喜んで食べてくれません。
しかしボートで釣るのは夏になってから釣りに行く人がほとんどです。釣る醍醐味は最高ですが、味は最低だと思って釣って下さい。
カジキの種類は6種類でクロカワカジキ・シロカワカジキ・マカジキ・バショウカジキ・メカジキ・フウライカジキ・です。この中で一番多く釣れるのはクロカワカジキでブルーマーリンと言われているカジキで大きなものは500kg位のものが日本の近海に回遊してきます。
カジキは大きな魚ですから、はるかかなたの沖の方にしかいないと思いがちですが黒潮が接岸してくる夏には陸から1マイル位の近場にも回遊し、3マイル~5マイル位がもっとも多く回遊している海域なのです。最初は沖縄から釣れ始め、九州・四国・紀伊半島・伊豆諸島沖へと北上して行きます。
昔はカジキ釣りは外国でしか釣れないと思っていた時代があります。しかし実際には日本で釣れるカジキの数は大変多く、ハワイやグアムに負けることはありません。だからボートを持っている人はぜひともカジキ釣りに挑戦して下さい。決して大きなボートでないと出来ない釣りではありません。
カジキ釣りは海が凪いでいる時は20フィートクラスのボートでも充分釣れますが海は天候次第ですから低気圧が近づいてくる時は出港しないことです。
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