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トローリングの知識
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タチウオ(太刀魚)たちうお
上の写真のように太刀魚は場所と仕掛が、すぐれたものであれば素人でもこれぐらいは釣れるのです。この日の釣果は149匹でした。
1. 昼間は海溝状の深場が狙い目
大漁できるコツを学ぼう
太刀魚は夕方になると湾内や港内の浅場へ移動します。
湾内や港内の浅場に夕方から夜にかけてイワシや小鯵など小魚の群れが集まりますので、これを狙って太刀魚が小魚を捕食するため集まります。
夕方の1時間ほどだけ港近くの浅場に太刀魚が釣れるのは、この移動中なのです。
しかし、太刀魚のトローリングはこのような短時間だけではなく朝から夕方までずっと釣れる魚なのです。
太刀魚は夜明け前、午前4時前後になると沖の深場に移動し始めます。太刀魚は海溝状の深場に移動しますが、港の出入り口付近は本船の出入りができるように、人工的に深く掘って大きな船の出入りもできるようにしています。
この溝が丁度、太刀魚の終結場になりますので、夜は港の奥深くに入っていた太刀魚がこの港の出入り口の溝になったところに移動してくるのです。
このほか、もう少し沖の海溝状になった深場に移動しますので、魚探で海溝状になった深場を探せば太刀魚の群れを見つけることができるのです。 これを捜す方法ですが、魚探を使って簡単に捜し出すことができます。周囲の水深から急に深くなっている海溝状の場所を捜せばいいのです。底質は泥質で帯状に深くなっているところで自然に出来ているところと人工的に(港への出入航路などで)作ったところがありますが、こういったところに夜明け前になると港内から移動してたくさんの太刀魚が溜まります。
こんな場所を見つけたら溝の端から端まで仕掛を流しますと次々と太刀魚が食いついてきて仕掛がどんどん重くなってきます。
溝の端に近づいてきてから仕掛を上げにかかります。そして食いついた太刀魚取り外してから仕掛をもう一度入れ直して溝の端から端まで流すことを繰り返してやるだけで瞬く間に太刀魚が大漁できるのです。
漁船が遅い遅い船速でトローリングをしているのを見つけたら、それは太刀魚のトローリングをしているのです。
こんな場所はたいてい海溝状になっている場所ですから魚探で確かめてみたらいいでしょう。先ずどの方向に帯状になっているかを確かめます。たとえば南北に帯状になっている場合は南北に引きます。南から北に曳いていったん仕掛を曳きあげて太刀魚をはずして船を反対方向に回転させて今度は北から南に曳いてというふうに、同じ海溝状になっている海域を釣れなくなるまで曳きたおします。
潮の流れのしっかりしたところでは北向きではよくヒットしたのに南向きではヒットしない場合があります。こんな場合はヒット率の高い方向だけ曳いて一旦仕掛を上げて同じ方向だけ曳くようにしてください。
食いのよい方向はどちらなのか確かめてからよい方向にだけ引くようにして一旦仕掛を上げて魚を取り入れてしまいます。今度は仕掛を入れずに元の場所に戻ってから仕掛を入れて曳き始めます。
帯状の海溝の水深は海域によって違いますが、深いところでは100m位のところもあれば20m位のところもあります。太刀魚の群れている水深は海底から5~10m前後の所に固まっている場合が多く、ここを餌のようなものが通れば太刀魚同士で競争するようにどんどん食いついてくるのです。
太刀魚は獰猛で攻撃的で貪欲な性格で共食いもやるので釣りあげた太刀魚の下半身が食いちぎられた太刀魚がよく上がってきます。これは太刀魚が太刀魚を食いちぎったあとなのです。こういう魚はトローリングで一番釣りやすい魚なのです。
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- 昼間は海溝上の深場が狙い目
- 太刀魚のトローリングは低速が原則です
- 太刀魚仕掛使用図
- 仕掛は超一流でないとたくさん釣れない
- 漁師仕様のビショマが使いにくい理由(わけ)
- 取扱説明書
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