アジ
4. 鯵(アジ)のチョクリ釣り(1)
チョクリ釣りというのは和歌山県北部の漁師が考案した仕掛でサビキに似ているがプロ用なのです。針と針の間隔が1m50cmずつあるのと針が10本あるので上針と下針で15mものタナがとれる大変有利な仕掛です。
これを船の左右で二人が釣ればお互いが10m程タナを違えておけば、アジのいる水深がすぐに発見できるのです。
一人が発見できればもう一人はすぐに、それに合わせればどちらにもアジが食いついてくるわけですから、タナが広く取れる仕掛は有利で魚を少しでも多く取るという考えで作られた仕掛です。
この仕掛もトローリングと同じようにアジもサバも食いついてきます。鰺の群れや鯖の群れが近づいてきたら一度に5匹も6匹も釣れるので三桁の漁獲が期待できる仕掛です。
10本も針がありますので魚が釣れて仕掛を船に上げる時はデッキ上を海水でぬらしておくと仕掛がもつれるのを防ぐことができます。
竿は30号か40号の船竿でリール付のものか電動リール付の竿で、オモリは60号から70号を使います。
電動リールで微速巻き上げの「向こう合わせ」でした。
釣り人 鶴田氏
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