カツオ(鰹)かつお
5. カツオ(鰹)はトローリングで釣るのが最高だ
(1月末から大型カツオが釣れ始めますよ)
一般には、カツオは5月だと思われているのだが、本当の時期は1月2月から始まっている。
その年によって黒潮が早くから沿岸部に近寄ってくる場合とそうでない場合がありますが、一般のボートが釣りやすいのは沿岸10マイル前後になります。人工衛星の海水温度表で19度前後の海水温度が10マイル~20マイルに近付いてきたらボートの出番となります。
2月~3月にかけてのカツオは比較的警戒心が少なくトローリングで釣りやすいのです。カツオが岸に近づくにつれて警戒心が強くなり釣りにくいカツオになります。
トローリングの基本は上層曳きのヒコーキ仕掛と潮切ヒコーキ仕掛とラビット仕掛、中層曳きの潜水板仕掛の両方を曳くことをお薦めいたします。
これらそれぞれの仕掛が集魚効果を発揮してカツオが集まってきます。
回遊魚の怖がらない色
漁船の船底に塗ってある色をご存知でしょうか、ほとんどの場合、赤色か青色を塗ってありますが、これに意味があります。
船底に赤色や青色を塗っておくとカツオなどは船の間近まで怖がらずに集まってくるのです。
仕掛の潜水板や潮切ヒコーキやラビットなどにも赤色が塗ってあります。
これは集魚効果を高めるために工夫してあるのです。また、仕掛の道糸にも赤色を使って魚が怖がらずに仕掛に集まるように工夫してあるのです。
アウトリガー竿を設備していないボートの場合はカツオ潜水板仕掛を後ろ左右のクリートに二つとカツオヒコーキ仕掛かカツオラビット仕掛のいずれかを左右に二つ引いて下さい。鰹の群れに当たれば全部の仕掛に食いついてくる場合もあります。その場合は船に一番近い仕掛の潜水板の魚から取りるようにします。潜水板の魚をはずしたら、その潜水板仕掛をすぐに、もとどうり海中に戻す事が大切です。なぜかと言うと、この場合は自分のボートにカツオが付いているわけですから、今入れた仕掛に又すぐに、食いついてくるのです。
これを何回も繰り返して船から遠い仕掛のヒコーキ仕掛やラビット仕掛のカツオはそのままにしておくのです。船から遠い仕掛のカツオがバタバタと暴れて音を立てるので周囲のカツオが興奮して、益々船に近づいて来て魚の掛かっていない仕掛にガンガン食いついてくるのです。上層曳の仕掛が囮となってどんどん追い食いをしてきます。潜水板の仕掛に食わなくなってからヒコーキ仕掛やラビット仕掛を引き上げて、どの仕掛にも食わなくなったら、次のナブラを捜しに操船します。上手下手が決まるのは一つのナブラで、いかに沢山釣りあげるかで決まりますが、コツはこういうことなのです。
一度沢山釣れたところはしばらくその周辺をしつこく旋回して先程の群れをもう一度自分の船に付いてくれるように捜すことが大事なことです。
釣りあげたカツオは手の空いている人が活け絞めをしてバケツに逆さにして血抜きをして下さいコナトローリングの仕掛はボートにそのまま使えるように設計制作してありますから必ず大漁が望めます。上層曳きのヒコーキ仕掛とラビット仕掛でアウトリガー竿の中間から曳いている仕掛には必ず、下図のようにコナトローリング製ショックゴムをつけてカツオの口切れを防いで下さい。
→ 次へ
- 魚場から自宅まで、カツオ(鰹)を生きたまま持ち帰る方法。(1)
- 魚場から自宅まで、カツオ(鰹)を生きたまま持ち帰る方法。(2)
- カツオ(鰹)用仕掛
- カツオ(鰹)仕掛使用図
- カツオ(鰹)はトローリングで釣るのが最高だ
- ルアーのご紹介
- NEW・・・カツオ(鰹)仕掛の新兵器はコレ!
- カツオ(鰹)仕掛配置図
- 戻りガツオや居着きのカツオは仕掛を換えないと釣れない。
- カツオ(鰹)のトローリングでここが一番だいじなコツ(1)
- カツオ(鰹)のトローリングでここが一番だいじなコツ(2)
- カツオ(鰹)の仕掛でだいじなのはショックゴムを付けること
- 船から仕掛までの距離が大変重要なポイントです。

|