カツオ
10. カツオのトローリングでここが一番だいじなコツ(1)
カツオは群れで回遊していますのでカツオが仕掛にかかるときは、ほとんどの場合、複数でヒットします。食いの立っているときには仕掛全部にヒットすることが多いのもカツオの特徴です。
この時に出来るだけ多くのカツオを獲り入れておくのが大漁のコツです。
このチャンスを逃すと次の群れに出くわすのは、なかなかかもしれないのです。カツオは一度ヒットすると船に付くと言って、カツオの群れが、しばらくはその船に付いて回るのです。
いくつかの仕掛に食いついているのを他のカツオが見て、空いている仕掛に追い食いしてくるのです。
せっかく自分の船に付いてきているカツオを逃がさないようにするにはコツがあるのです。
いくつかの仕掛に食いついているカツオはそのままにして船に近い仕掛けばかりを上げて魚を針からはずしたら、その仕掛をすぐに水中に入れてやり、水面下のカツオは仕掛が降りてくるのを待ち構えているかのようにすぐにまた、食いついてくるのです。
だから潜水板仕掛が船から一番近い仕掛ですから潜水板に食いついたカツオは何が何でも一番先に上げることが重要です。それと潜水板仕掛に食いついた仕掛を後回しにすると仕掛が横走りして他の仕掛に絡んでしまうことが多いので絶対に、潜水板仕掛が浮き上がったら他の仕掛はほおって置いても潜水板仕掛を先に上げることを頭に入れておいてください。
食いついたカツオを取り外したらこの潜水板仕掛をすぐに水中に入れてください。これを入れたらすぐに同じ潜水板仕掛に食いついてくる場合が多いので、これを繰り返すことで短時間にたくさんのカツオを獲り入れることが出来ます。
ヒコーキ仕掛や潮切ヒコーキ仕掛やラビット仕掛に食いついているカツオがバタバタ暴れることによって他のカツオが興奮してあいている仕掛に食いついてくるしこの船に付いて離れないのです。
これが大漁するコツとして大変重要なことですから現場ではこれを思い出してやってみてください。
カツオはべた凪の日よりも、少し波の荒い日のほうが、ヒット率は高まります。しかし、波が荒くなってくるとルアーが飛んで食いが悪くなります。
このような状態になると上層曳のヒコーキ仕掛やラビット仕掛や潮切ヒコーキ仕掛を全部、素曳き(ヒコーキ類を外してルアーだけを曳く)にして下さい。
これでも食わない場合は、下の写真のビシオモリをルアーの前に付けて曳きますとヒット率が急に良くなることがあります。波が荒くなるとカツオが水面より少し下に潜りますので、水面の仕掛より少し下の仕掛を好んで食うようになるのです。仕掛を沢山曳いている場合は半分を素曳きにして、半分をビシオモリを付けて曳いてみてください。これが白波が立ったときのコツです。
→ 次へ
- 魚場から自宅まで、カツオを生きたまま持ち帰る方法。(1)
- 魚場から自宅まで、カツオを生きたまま持ち帰る方法。(2)
- カツオ用仕掛
- カツオ仕掛使用図
- カツオはトローリングで釣るのが最高だ
- ルアーのご紹介
- NEW・・・カツオ仕掛の新兵器はコレ!
- カツオ仕掛配置図
- 戻りガツオや居着きのカツオは仕掛を換えないと釣れない。
- カツオのトローリングでここが一番だいじなコツ(1)
- カツオのトローリングでここが一番だいじなコツ(2)
- カツオの仕掛でだいじなのはショックゴムを付けること
- 船から仕掛までの距離が大変重要なポイントです。

|